シシュマレフ校の子供たち
わたしにオーロラの輝きを!
Column(2) 『Coyote』第53号より 文/松家仁之・写真/赤阪友昭 シュマレフ唯一の学校は、クリフォードの家から徒歩1分のところにある。建物や教室のたたずまいを見ると、ここがまぎれもなくアメリカ合衆国に属して...
Column(2) 『Coyote』第53号より 文/松家仁之・写真/赤阪友昭 シュマレフ唯一の学校は、クリフォードの家から徒歩1分のところにある。建物や教室のたたずまいを見ると、ここがまぎれもなくアメリカ合衆国に属して...
Column(2) 『Coyote』第53号より 文/松家仁之・写真/赤阪友昭 一階の奧の部屋で寝起きしているクリフォードは早起きだ。朝5時、起床。まず自分のコーヒーを淹れる。そしてタバコを一服。 就学前の...
Column(1) 『Coyote』第53号より 文/松家仁之・写真/赤阪友昭 狩猟民だったイヌピアット・エスキモーの住まいが同じ場所に固定化されるのは、布教のためにやってきた教会が19世紀末にできてからのことだった。 ...
text by Eiichi Imai 映画の原題は「RED OBSESSION」、つまり「赤(ワイン)に取り憑かれて」という感じだろうか。この映画は、「オブセッション 取り憑かれた」というタイトルの通り「ボルドーの赤...
写真/星野道夫 text by Coyote 悠久の極北です。 僕はアラスカのそれぞれの季節が好きだ。もちろん冬もである。マイナス五十度まで下がる寒い季節だが、冬は、この土地が一番アラスカらしい顔をするときなのだ。 ア...
写真/星野道夫 text by Coyote 「原野にぽつんとひとりぼっち寂しくないですか?」 ある講演の最後、高校生の質問に星野道夫はこう答えた。 「一カ月もキャンプ生活を続けるというのは異常なことですね。 でも自然を...
松浦紀子 005【Nicked Drake-Wraiths】 ようやく9月だ。まだ暑い日もあるけれど、日が暮れてきた頃に通り抜ける風は、秋の気配をまとっている。街も、落ち着きを取り戻している。 この2ヶ月ほど、仕事で訪れ...
松浦紀子 004【My Room In The Trees】 日常の移動の時間に、音楽を聴くことは、ほとんどない。仕事の行き帰りの電車の中やバスの中で、私はぼーっと外の景色を眺めている。とりとめもない考えごとをしたり、し...
文・写真/今井栄一 text & photography by Imai Eiichi ©DocLab 全長およそ70km。1日の車の交通量が16万台。大都市ローマを取り巻く大動脈、「環状線GRA」。この環状線の...
松浦紀子 003【Red Curb】 その日の午後、私は、その知らせを聞いた。電話のむこうから聞こえてきた言葉に、私はうまく反応できなかった。え? なんで? 嘘でしょ? 私は、しばらく呆然とし、そして泣いた。 彼の音楽を...
「旅」と「写真」という、これ以上ないほどシンプルな、しかし切っても切れない関係にあるものをテーマにした本、『撮り・旅! 地球を撮り歩く旅人たち』。旅をメインフィールドに活躍する写真家たちによる鮮烈な写真とエッセイ、そして...
松浦紀子 002【cribas】 久々に、モノ・フォンタナのアルバムを聴く。 たくさんの音が溢れ出す。楽器の音だけじゃない。色々な音が、曲の中に溢れている。音の洪水に翻弄されるとき、そこにはなぜか、静けさがある。 金沢へ...